ベランダの鉢に植えた花蓮(カスピクム種)の観察記録。 エアプランツを枯らす(水をやりすぎて&やらなすぎて 枯らしたことが両方ある)ような人間に、果たして無事 育てることができるのでしょうか…… |
蓮3日目。 ここ数日ずっとハイテンションで、誰彼構わず「うちの蓮がやっと咲いたんです!」と声をかけたくなってしまって、それはさすがに迷惑だとわかっているので逆に無口になったりしています。 いっぺん散るまで見届けたら、多少落ち着くのでしょうか。
にじりにじり。 初日は開き加減も控えめで、花びらの色が濃く、かっちりした感じでしたが、日を追ってゆるゆるとほどけてきました。 よく見ると花びらの表面がかさついてきたりして。 でもそれもまた魅力的なのです。
アップ画像ばかりではなんなので。 全体像はこんな感じ。 10時前には閉じてしまった模様。
あと1日。
MEランディッグも元気です。 |
雨。 4日目ともなると、色も褪せて「花の色は移りにけりな……」という感じです。 早朝にはまだ花の形をしていましたが、午後に近くなるにつれ、ぱさりばさりと花びらが落ち、あっという間に散ってしまいました。
散華。 写真うまく撮れなかったので見づらいですが、花びらの落ちた跡を見ると、蓮の花びらが螺旋状につくのだということがわかります。
ん? ところで、後方に何やら妙なモノが……
これ。 深鉢の方の蓮は何故か、平鉢に比べて(数こそ少ないものの)立派でがっちりした葉ばかり生えそろっているのですが、立派すぎたのか器の口が狭いせいか、自分で自分に新芽を突き刺していました。
この有様。 ちょっと痛そうです。
日焼けかな。 あと、昨日まではなかったと思うのですが、一部の蓮の葉の表面に水滴跡のような茶色く変色したスポットがいくつも出ていました。 最初はなにか薬剤がかかったのかと思ったのだけど、考えてみたら久々に「雨→晴れ間が見える」という天気だった(梅雨の間はほとんど晴れ間がなかったし)ので、水滴がレンズになって焼けてしまったのかもしれません。
こっちはかわいい。 大きな葉の下で雨宿り、といった風情のつぼみ。
絶好調。 熱帯睡蓮はご覧の通り。 これ、2リットルの角形ペットボトルを切ったものを器に植えられているだけなのですが、この状態で、水面下に少なくともあと2つつぼみが確認されてます。 どこまで行くのかしらん……? |
驚いた〜。 追肥をやるので深鉢の根元を覗き込んだら、なんと、いつの間にかこちらにもつぼみがついていました。 深鉢はただでさえ日照足りなくなりがちだし、今年は天気も悪かったし、何より「余り物」をとりあえず植えつけてもらった(状態の良い根を選んでもらったとはいえ)だけのもので、まあ葉っぱを楽しんで、根が太ってくれたら御の字、という程度にしか考えていなかったのに。 これで咲いたら快挙だなあ……
見飽きません。 散った蓮、その後も変化を続けているのでなかなか目が離せません。 咲いている間は「ちゃんと受粉してるのかなあ?」と思うくらい楚々としていた花托の心皮が、だんだん「蓮の実」に似た形に変化し始めました。 |
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