ベランダの鉢に植えた花蓮(カスピクム種)の観察記録。 エアプランツを枯らす(水をやりすぎて&やらなすぎて 枯らしたことが両方ある)ような人間に、果たして無事 育てることができるのでしょうか…… |
週報を書き始めた当初、日記と区別つけるため&文面をすっきりさせたくて文体を意識的に変えていたのだけど、ときどきうっかり口語調になっていたりして、変なのであまり無理せず書くことにします。 あっという間に桜が咲いて散ってもう初夏真っ盛りの今日この頃。 本来ならばとっくに植え替えも済んで、この週報もページが増えているはずなのだけど、実はまだ植え替えすら済んでいなかったのです。 入院したり旅行に行ったりしている間に蓮はすっかり芽を出して葉を開いてしまって、植え替えてよいものやら悩んでいたところ、ロータス氏に植え替えに来て頂けることになり、その日が今日。 以下はその際のメモ書き。 ◆まず水を汲み出し、泥をバケツに 汲み出しながらゆっくり蓮根の位置を確かめて掘り出す。 新聞紙の上に並べると作業がしやすい。 ◆黒くしなびている古い蓮根を切り捨てて、去年新しく伸びた蓮根部分をたどっていき、多すぎる部分を切りはずす(先端(?)の太い部分を中心に残す部分を選ぶのだと思う)。 ◆土(本来新しく用意すべきなのだけど、カラカラに乾いた田土しかなかったので去年の土を再利用してもらった)に腐葉土を混ぜ込んで練り、ドロドロの溶き粉状態にして、粒状の肥料を数粒底の方に沈め、蓮根を土に乗せ、葉や根を極力傷つけないようにそっと土を流し入れて埋め戻す。 ◆水を注いで完了。 ……といったところ。 今後しばらくはどうしても成長が遅くなるけれど、うまくいけば花も望めそう(植え替えなければ現状維持が精一杯だったらしい)。 ロータス氏はさらに、余った蓮根と、去年から水桶にほったらかしていたのに枯れずにむしろ大きくなっていた蓮根の中から元気の良いのを選んで、一昨年蓮を植えていた深めの水鉢に植えてくれました。 まだ余っている蓮根は処分してしまったら、と言われたけれど、去年果たせなかった食材実験用にバケツに植えてみようかとも思ったり。 とりあえず桶に沈めてある。 他の鉢も見てもらったら、レディーケリ・フルゲンスは順調に育っているのでよいとして、ヘルボラとウィルはもう少し水深があった方がいいとのこと。 もともとすさまじくちびっこい苗だったので寄せ植えしていたけれど、今年はちゃんと別々に植え替えようと思う。
今日の蓮1(平型鉢)
今日の蓮2(深型鉢)
今日の睡蓮レディーケリ
今日の睡蓮ヘルボラ&ウィル
作業は1時間程だったかな。 居間が魔窟だったためお茶も出せずにいたのに、おまけで熱帯性睡蓮(ミセス・マーチン・E・ランディッグ、略してMEランディッグだそうです)のムカゴ苗まで頂いてしまった。 ペットボトルを切った器に植えつけてあって、このままでもうまく育てればちゃんと開花するそう。 紫系の花が咲く、いかにも熱帯という感じの種類らしいので楽しみ。 カスピクムも、今年こそ咲かせられるといいな……
熱帯性睡蓮MEランディッグ
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ナツミカンの花が満開。 近所で羽衣ジャスミンを大きく育てている家があって、近くを通ると「いい香り」を通り越してめまいがしてくるほど香っている。 住んでいる人は気持ち悪くならないのかな? 蓮を植え替えてもらってから数日。 水が透き通って、土も落ち着いてきたようなので、深鉢に浮き草がびっしり広がっていたのを掃除した。 予想以上に元気がいい。 ような気がする。 もう芽が伸びてきたように見えるんだけど……さてはてどうなのでしょうか。
今日の蓮1(平型鉢)
今日の蓮2(深型鉢)
今日の睡蓮レディーケリ
今日の睡蓮ヘルボラ&ウィル
バリのお土産のバワン・メラ(小さい赤タマネギ)が芽を伸ばしていたので植えてみたら、順調に大きくなってきた。 先日ロータス氏に「本当に蓮と睡蓮だけのベランダですね」と言われたけれど、今年はバワン・メラも育ちそうな気配。 あとは蔓性植物を下から持ちあげてみようと思っていたり、いくつか野望があるんだけど、あまり手を出すと共倒れになるので気をつけよう。 蓮&睡蓮だってそもそもはカスピカム1種(と、あと睡蓮も1つ)だけ育てるつもりだったのだから(いつの間にやら増殖した)。
バワン・メラ
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ベランダを見に行ったらレディーケリのつぼみが割れて、半開きになっていた。 ここしばらく天気が不安定で、寒い日も多いので停滞気味だったけど、この様子だと2、3日中に満開になりそう。 去年撮った開花2日目の写真に比べて色が薄いのが気になったけど、まだつぼみだからかな?
今日のレディーケリ
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睡蓮のピグマエア・ヘルボラとウィリアム・ファルコナーの植え替え。 適当な鉢が見あたらず、100円ショップで深めのプラ鉢を買ってきたのを使うことにしました。 数日前からバケツに荒木田土と水を入れて馴染ませておいたのに腐葉土を混ぜてこねて、鉢底には土留め代わりに新聞紙を敷いてみたり(そんなことしていいのかわからないけどビニール袋よりは外に見えなくてきれいに収まるので)。 泥こねに使ったバケツには残り蓮根を埋める予定なので、睡蓮はとりあえず発泡スチロールの箱に水をはって沈めてあります。 ウィルはそのまま植え替えたけど、ヘルボラは株が横に広がって増えていたので二つに分けて、残った方は元の器に新しい土を入れて植え直し。 ああまた増えてしまった…… 夕暮れ時、雨の中で作業してたので写真はナシ。 |
レディーケリが咲きました。 やっぱり色が薄いような気がします。
今日のレディーケリ
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蓮はぼちぼち。 植え替えた睡蓮も落ち着いてきた感じがする。 レディーケリは2日目で、だんだん色が濃くなってきた。 写真では小さくて見えないけれど、花の芯の雌しべの部分(?)が初日と違うのが面白い。
今日の蓮1
今日の蓮2
今日の睡蓮レディーケリ
今日の睡蓮ヘルボラ&ウィル
今日のヘルボラ2(ややくたびれ気味)
やたら元気がいいバワン・メラ
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新しくレディーケリが咲きました。 1日目の花は鮮やかな黄色の中心部(雌しべかな?)がくっきり目立っています。 蜜なのか朝露なのか、透明な液体が溜まっていて光があたるととても綺麗。 花びらの色は薄いピンクです。 これから日を追って写真を撮ってみようと思います。
レディーケリ開花1日目
MEランディッグ(熱帯性睡蓮)がほとんど動きがなくて少々心配なのだけど、見たところ枯れる様子もなくって、ただ単に気温がお気に召さないのでのんびりしているだけなのでしょうか。
全然動きがないMEランディッグ
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レディーケリ2日目です。 まだ黄色がはっきり見えていますが、結構雄しべが目立ち始めました。 花びらの色が心なしか濃くなっています。
レディーケリ開花2日目
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3日目。 雄しべが立ち上がって、雌しべを隠すような感じになっています。 色がどんどん濃くなってきました。
レディーケリ開花3日目
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4日目。 完全に雄しべで雌しべの部分が覆い隠されました。 色もピンクというよりすっかり紅色。 よく見ると花びらの形も変わってきているのがわかると思います(最初は短くて丸っこい形だったのが、だんだん伸びて細長くなっている)。 開花初日の写真と比べると別の花かと思ってしまうくらいの変化です。 花粉を集めに来たのか、蜂が来ていました。
レディーケリ開花4日目
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5日目。 写真では4日目とほぼ同じ印象ですが、実物は花びらがくたびれてきています。 雄しべは開いているものがほとんどなくなりました。 ここまで毎日、日が昇ってしばらく経った頃に開花して、夕方日の暮れる前にはつぼむ……という動きを繰り返してきました。 最初のうちはちゃんと黄緑色のころんとしたつぼみ状態に戻っていたのが、日を追うごとに全体に細長く伸びて、花の色が濃くなると同時に萼もピンクがかってきて、最後にはもとの(開花した初日夜の)つぼみ状態の倍近い長さのつぼみ状態、それも萼の間から花びらがはみ出た状態になりました。
レディーケリ開花5日目
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レディーケリは少しほころびかけたものの、もうきちんとは開きませんでした。 次のつぼみが大きくなってきたので数日中にまた咲くと思います。 蓮2(深型鉢)はあまり変化がないのですが、蓮1(平型鉢)の方は結構葉が増えてきました。 R氏によると、カラスや野良猫が平鉢の周りで何やらやっているのを見かけることがあるというのですが、今年は最初から支柱を立ててあるためか大きな被害は出ていません(多分水を飲んでいるだけでしょう)。 立ち葉もそろそろ出てくるかな……。 発泡スチロール箱では見た目の問題に加えてカラス&猫のいたずらが予想される(っていうか既に縁にそれらしき傷があった)ので、姫睡蓮の容器を換えることに。 100円均一で可愛いゴミバケツがあったのでそれにしてみました。 ついでにヘルボラ2も鉢を換えて、同じバケツに植え替え。 実はヘルボラ1には既につぼみが見えています。
今日の蓮1
今日のレディーケリ
今日の姫睡蓮たち
相変わらず動かないMEランディッグ
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