花はす公園&花はす温泉1日目

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2004年8月1日〜2日、福井県南条町の
花はす公園花はす温泉そまやま
に行ってきました。
花はす公園




 R氏の仕事絡みで岐阜に行くことになり、そこまで出かけるならどこか蓮の名所をひとつくらい見てきたいと思っていろいろ画策。 R氏に1日休みを取ってもらうことに成功、岐阜の後どこかで1泊して帰ることになりました。 そこで、前から存在は知っていたものの、関東人にとってはかなり遠い北陸の地ということでなかなか行く機会がなかった「花はす温泉そまやま」に泊まってみることに。

 下調べであちこち情報収集したのですが何故か宿泊費が一定していなくて、よくわからないので直接電話して聞いたところ、夕食のコースに寄って値段が変わるとのこと。 ふつうの夕食コースで一番高い8000円のコースには花びら盛りが入っているというので、せっかく花の咲いている季節に行くのだし……ということで思い切ってそれで予約しました(その他季節に寄っては松茸とか、越前ガニとかのコースもあるらしいです)。

 旅行自体は7月30日から始まり、岐阜で2泊して(実はこの間にあわよくば岐阜羽島近くの大賀ハス園にも足を伸ばそうと企んでいたのですが、体調が万全でなかったりして断念しました)、8月1日午後にいよいよ福井へ向かいました。

蓮の葉入りソフトクリーム:あっさり味で美味しかった

 花はす温泉は花はす公園の中にある公営の宿泊施設です。 公園といってもがっちり塀を巡らせて囲ってあるわけではなくて、蓮田の隣に普通の水田があったりして、のどかな雰囲気が漂っています。 そのせいで最初距離感が掴めず、見渡す限りの蓮田を見ても「え、これだけ?」と一瞬思ってしまったんですが、近寄って歩き回ってみて、やっとその大きさにびっくりしました。 関東人的には距離にたじろいでしまう場所だけど、はるばる行く価値があると思います。 ただし時期的に果托もかなり目立っていたので、花だけを楽しみたい人はもっと早い時期に行った方がいいみたい。

 思ったより早く着いたのでとりあえずチェックインして荷物を置いてから外に出て、駐車場脇の売店で売っている蓮の葉入りソフトクリームを食べつつ蓮田をぐるっと回ってみました。 面積はどれくらいあるのか、かなりの広さです。 蓮田が5つ、それから池が5つあり、蓮田には比較的大規模に数種の蓮が植わっていて、池の方には小さく区分けして十数種、それから鉢植えを沈めたような感じでポツリポツリと一株ずつの品種が数十種、全部で100以上の品種が植わっています。 中には生育状況が悪くて葉っぱだけだったり、葉っぱすら見あたらなかったりするのもありますが、おおむね元気で花もいっぱいついてて見応えたっぷりでした。

公園周辺の街灯

 買い物をしにちょっと離れたコンビニまで出るついでに近隣を車で一回りしてみました。 南条は花蓮生産日本一と聞いていたので、蓮田がいっぱいあるのかなと期待していたんですが、回った場所が悪かったのか、あるにはあったけれどいっぱいと言えるほどは見かけませんでした。 でも公園周辺の街灯が蓮のデザインだったりして、力を入れているのはわかりました。

 夕食(到着が遅くなるかもしれないと思って遅めの時間にお願いしてあった)までまだ間があったのでひとまずお風呂へ。 写真を撮りそびれてしまって説明しづらいのですが、一応天然温泉らしい大風呂と、オリジナルの蓮エキスの入った蓮風呂、それからサウナ&水風呂が室内にあり、外には岩風呂と寝風呂、それから元打たせ湯の滝がひとつ(開館当初は打たせ湯だったらしいのだけど、今はなにやら事情により観賞用になりました、という札が出ています……水量の問題かな?)。

 サウナはピアスを外し忘れてしまったので入れず。 蓮風呂は見た目なんの変哲もないお湯ですが、大風呂のお湯と比べると感触がさっぱりしていた気が(単に温泉湯ではなくて水道水をベースにしていたのかもしれないけど)します。 また身体が暖まるのが速い気もしました。 入った途端にポカポカ暖まる感じ。 気のせいかもしれませんが、自分ではそう感じたので冬に使ったら暖かそうだな〜と思って、 売店で売っている蓮エキスを1本買ってあります。

 露天風呂の方は高い木塀に囲まれていますが、狭さはそんなに感じませんでした。 開放感を求める人には物足りないでしょうけど、きれいに手入れされた苔の合間に雑木がちらほら植わっていて、坪庭の中のお風呂といった雰囲気なので落ち着きます。 植わっている木はいろんな種類があったので、秋の紅葉や春の新緑も楽しめるようになっているんじゃないでしょうか。
 寝風呂は事前に湯が入ってなかったり冷えてたりすることがある、と聞いていたので期待していませんでしたが、実際その通りでした。 多分宿の人に言えばちゃんと開けてくれたんでしょうけど、寝風呂に入りたかったわけではないので無視して岩風呂だけ入りました。 ちなみにR氏情報によれば、男湯の方では常連らしき人たちが「その辺にバルブがあるはずだ」と言って探し出して勝手に開け、使えるようにしてたらしいです(笑) 

花はす温泉の夕ご飯

 室内のお風呂につかって気を取り直して、部屋に戻って夕食。 奮発した蓮御膳のコースです。 蓮の料理は蓮の葉入りの冷たい蓮うどん、蓮の実入り蒸しもの、蓮の炊き込みご飯、生麩の蓮根挟み揚げ、蓮の花の天ぷら、花びら盛りの中に蓮根チップと蓮の実の甘露煮と蓮根のタラコソース合え?……だったかな。 その他、お刺身、牛の鉄板焼き(鉄板が花弁の形だった)、鮎の風干しの揚げたの、生麩を揚げてピーナッツソースをかけたもの、生麩の炊いたの、イセエビの天ぷら、山芋の麺仕立て(南条は自然薯の産地でもあるらしい)、すり身とジュンサイのお澄まし、あと食前酒(確認し忘れてしまったけど、それもひょっとしたら蓮ワインだったのかもしれません)とデザートの蓮の実入りシロップのシャーベット……などなど。 食べきれないほど山盛りの分量です。 味も、生麩のピーナッツソースがちょっとくどくていまいちだった以外は美味しくて、特に自家製だという鮎の風干しは絶品でした。


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