<その2:サファリ見学>
<番外編:SUN CITY>
1999年3月にヨハネスブルグから約200km離れたPilanesbergというサファリパークを見学してきました。
ガイドブックに寄ればPilanesberg国立公園は1979年にでき、周囲は約70km以上、園内には6000以上の動物がいるそうです。
サファリと言えば、日本人の私には富士サファリパークぐらいしか想像が出来なかったのですが、なんのなんの、今回見学したサファリは山手線の内側よりも広い!と言う、全く国土が広い国は良いよなぁ〜とそのスケールの大きさにただただびっくり。
無論、餌付けなどはされていませんので、自然のまま、そして弱い物は食われて仕舞うと言う自然の法則もそのままの状態です。
サファリの中を無防備で歩くと必ずと言って良いほど動物たちの餌食になるそうなので、車でまわって車の中から動物を見ます。
現にライオンに殺されたと思われる動物(Elandという動物で、馬ほどの大きさ)の死体が転がっていました。
夜に食べに来るそうで、残念ながら食べているところは見学できませんでした。
動物園のように、ここにキリンがいます。ゾウがいますなどという看板や案内、囲いは一切ありませんので、未舗装道路を車で進みながら探すと言うスタイルです。
今回お願いしたガイド兼運転手さんは、郵便局をリタイヤーした人だったのですが、いやいや目がいいというか、鼻が利くというのか、遠くにいる動物をすぐさま発見して我々に教えてくれます。
しかし、なかなか近くで動物を間近に見るチャンスはそう多くありません。従って双眼鏡を使って見ることになり、望遠が貧弱なデジタルカメラにその映像を残すのにはちょっとつらい物がありました。
上の映像は、車から約10m位離れたところにいた象です。このあと象は向きを変えて我々の車の方に近寄ってきました。
それにしても、象ってこんなに大きいの???と言うのが見たときの第一印象でした。とにかく、キリン、象と言った動物園でおなじみの動物。日本の動物園で見る物より一回りも二回りも大きいのには驚きです。
象が車に近寄ってきたので慌てて車を発進さた所、今度は我々の車の後ろにいたメルセデスの方に向かって移動していったのですが、メルセデスが象で踏まれちゃうのでは?と思わせるほどの大きさでした。
道を進んでいくと、偶然出会える動物もいます。
何処でどんな動物がいたのか?と言う情報は貴重で、途中にある休憩所では、自分が見た動物と場所を地図にプロットしてお互いの情報交換が出来るボードが設置されていました。
動物は群をなして行動すると学校で習いました。でも、日本の動物園でそれを確かめることは出来ません。
ところがここへ来ると、これが群だよ!群なんだ!と言う光景を確認することが出来ます。特に弱い動物になればなるほどそれは顕著になるのかも知れません。
群をなして移動している姿。悔しいけど日本では見れないですよね。
一つの群を見つけるとそこにはたいてい別の動物がいたりします。
餌のおこぼれでももらうのか?あるいは危険から身を守る為なのか?
でも草食動物と肉食動物が一緒にいるような事は無いのでしょうね?
カバってこんなに大きい動物でしたっけ?と思わず考えこんでしまいました。
ちょうどお昼を食べているときにすぐそばにカバが登場です。
画像に写っている横線のような物は、このサファリを囲っている鉄線で、動物が敷地から出るのを防ぐ役目をしています。しかし、ただの鉄線では大きな動物は壊して逃げてしまうために、この鉄線には弱電流が流れているそうです。
移動中にカメレオンを発見。写真では見たことありましたが実物を見るのは産まれて初めてです。
無論持ち帰る分けには行きませんから木の中へ返してあげました。
さて、何処にいるかわかりますか?
と言うことで約6時間にわたる見学。到底全部を見ることが出来ません。今回は全体の1/3位しか回れなかったのでは無いでしょうか。
ガイドさんは動物を見つけるたびにチェックシートに記入して最後にソノシートをくれました。
それに寄れば今回の見学で見た動物18種類、鳥13種類と言う結果だそうです。
残念ながらライオン、虎と言った肉食系動物は見ることが出来ませんでした。
これらの動物は夜に行動することが多いようで、なかなか日中にお目にかかるチャンスは少ないようです。
見ることが出来た動物たち | |||
Baboon,Chacma | Eland | Elephant | Giraffe |
Hartebeest, Red | Hippopotamus | Impala | Klipspringer |
Kudu | Monkey, Vervet | Reedbuck, Mountain | Rhinoceros, White |
Springbok | Tssessebe | Warthog | Waterbuck, Common |
Wildebeest, Blue | Zebra, Burchell's | ||
見ることが出来た鳥たち | |||
Darter | Dove, Laughing | Cormarant, Reed | Egret, Yellow |
Egret, Great White | Heron, Grey | Ibis, Sacred | Plover, Blacksmith |
Hornbill, Yellowbilled | Ostrich | Roller, Lilacbreasted | Secretary bird |
Kingfisher, Malachite |
番外編
Pilanesberg国立公園へ行く途中にサン・シティと言う町に寄りました。
サン・シティは人工的に作られたリゾート地ですが、すばらしいの一言です。
この中には2つのゴルフ場、3つのホテル、カジノ、ビラ、波の出るプールなどなどエンターテイメント施設が目白押し。あのマイケルジャクソンもお気に入りとの事。
特にこの中にTHE PALACEというホテルがあります。
世界の超一流ホテルに選ばれているこのホテル。とにかくゴージャスでスケールが大きく一度は泊まってみたい!感じのホテルです。
ちなみにこのホテル、正規料金では一番安い部屋が一泊4万円、キングスイートと言う最上級の部屋は一泊40万円以上だそうです。
上はTHE PALACEの屋上からサン・シティを見下ろしたところ。
下はTHE PALACEの入り口です。